飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2」感想

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〈あらすじ〉
真っ赤な血に染まる部屋、むせ返る鉄の臭い、 そして頭部を潰された凄惨な冒険者の骸──。
怪物祭の騒動を無事解決したのも束の間、アイズ達は謎の殺人事件に巻き込まれてしまう。
調査に乗り出す彼女達は、上級冒険者を手にかける凶悪な殺人鬼を追っていく内に、都市と迷宮を揺るがす事柄に直面する。
「なに、これ……?」
謎の宝玉をめぐって、地上と地下、二つの舞台が交差し、迷宮都市(オラリオ)に潜む闇が静かに蠢き出す!

分かった。アイズが可愛いのは良く分かった。クールなんじゃない、単なる天然さんなんだよね、この娘。

ダンジョンにまつわる事件ではあるけれど、敵が殺人犯…人間、というのは面白いなあ。ベルくんたちならともかく、追いかけるのは第一線級の冒険者たち。それでも追い詰めきれない強敵と、ダンジョンにある「何か」とは一体。神様がダンジョンに入り込むと奇妙なイレギュラーを生むことも合わせて、ダンジョンは謎ばかりを生む。これ、消化しきれるのか。

しかしアイズたちはサクサクとダンジョン深部に進んでいくのでこの感覚のままベルくんサイドに戻るとベルたちの進捗の遅さが気になってしまう。いや、ベルくんが異常に早く成長しているのは分かってる。アイズたちが先に進みすぎてるだけなんだけど、ベルくんたちの先を見せられているようで何だかなあ…別に悪い意味ではないよ(笑)