飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔法剣士のエクストラ2」感想

魔法剣士のエクストラ2 (HJ文庫)

〈あらすじ〉
教え子である紗奈美たち3人の更なるレベルアップのために零人が用意した相手とは、またしても強敵である、世界を統べる5大コミュニオンの1つ《聖十字天教会》の騎士団《枢奇卿聖騎士団》だった!! 一方、父・ザルツァの遺産を捜すジークリンデは学園内で襲撃を受けていて――運命の星が集い、大きく輝き始める育成&バトルファンタジー絶好調の第2巻!!

割と参入してくる人の多い「異能バトルファンタジー」ではあるけれど、零人が基本「育成者」の立ち位置を守りながら教え子たちに危害を加えようとする強者に対して立ちはだかり、教え子たちは教え子たちで自分の倒すべき敵を連携して打っていく…この展開が実に燃える。

五人の仲間を求め、白羽の矢を立てたのはリンデ。彼女を仲間に引き入れるため、リンデの目的を達成させようとしたり、新たな力を獲得しようと訓練したり。零人に惚れた弱味か、素直に彼を信じる教え子たちの姿を見ていると…零人この完璧超人ふざけんなよ、と思ってしまう自分を否定できない。(笑)

もうひとり、仲間に引き入れようとしていた荒削りなミカエルは、まあそう都合良くいかず、むしろ敵のボスだったというオチ。等級を一時的に引き上げる力は一体何なのか…? 次回、零人とも縁のあるニューヒロイン登場の予感を匂わせて今回はおしまい。可愛い子だと良いですね!