飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔女は世界に嫌われる 3」感想

魔女は世界に嫌われる 3 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
ついに旅の目的地である旧魔導帝国へと足を踏み入れたネロとアーシェ。皇都跡地を目指して歩き続ける二人は、水と食料が尽きるころ、中継地点となる“小さな古城”にたどり着く。そこには圧政に耐えかね国を追われた人々が寄り添うように暮らしていた……。一方、“真実の書”を奪った魔女“ギルダ”を追うモーガンは、300年前にも同じ名の魔女が存在していたことを知る。さらなる手がかりを求め、モーガンもまた旧魔導帝国の地へと向かう。そして、皇都跡地ではひとりの魔女が、“その時”が訪れるのを静かに待ち続けていた……。

綺麗に3巻で物語が纏まって良かった。まるでおとぎ話のようなファンタジー。その終わりを見て、穏やかな気持ちでいる。

「魔女は世界に嫌われる」
大多数の人は魔女を嫌うかもしれない。でもネロを初めとする優しい人たちは必ず存在して…魔女を、アーシェを愛してくれる。それを知るための物語だったんだなあ、と思いながら小木さんの次回作に期待を膨らませます。