飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「フルメタル・パニック! アナザー (8) 」感想

フルメタル・パニック! アナザー (8) (富士見ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
『カエサル・プロジェクト』を追って新生D.O.M.S.は、旧ソ連のガルナスタン共和国にたどり着いた。そこで達也とアデリーナは、この国の若者たちと思わぬ邂逅をとげる。ガルナスタン大統領の息子オルカンと、その友人ソラヤ——祖国の明日に惑う青年たちとの束の間の交流をよそに、世界は激しく揺れ動いていた。中央アジアの荒涼たる大地に交差する、理想、野心、そして愛。錯綜する謀略は、戦火を加速させていく。愛別離苦のSFミリタリーアクション、終演序曲!!

今回本筋よりも達也を待つ人間が確かにいて、でも達也が「帰る場所」をそれほど重要視していないことに何というかズンと心に来るものがあったという。それを感じ取ったアデリーナの言葉が印象的ではあるけど、そうなったのは自分が原因と考えるのは違うかな、と。達也の言うとおり達也の決断だったのだから。

さてクライマックスに近づき、『フルメタルパニック!』という物語が再び終わろうとしているが、どうなるのかな。