飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序 (1)」感想

愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序 (1) (角川スニーカー文庫)

〈あらすじ〉
「世界の全部を敵に回しても、わたし、統吾くんが大好きですよっ」愛だ恋だが取り締まられるようになった近未来——学生捜査官の片城統吾と砂田橋天音は、恋愛テロ予告があった嬬恋学園に潜入することに。元恋愛警察の鳩屋菫子を巻き込み捜査に励む2人だが、超マイペースなクラスメイト恋ヶ窪恋姫に振り回され、思うように進まない。それどころか恋姫からのご指名で七夕祭の彦星役に統吾が抜擢され、まさかの禁じられた恋愛フラグ乱立の予感!?

竹井10日さんの作品に触れ合う機会がぐんと増えて、しかもそれを追いかけている自分を見つけるとこれが中毒か、と思う時があります。

遺伝子レベルでの相性のみでカップルが成立し、自由恋愛を禁止、厳しく取り締まる世界を舞台にしたちょっとおかしなラブコメ。竹井10日さんらしく、設定そのものはぶっ飛んでいて文章もおかしいのだけど、良い話にまとめてくるのが何と言うか悔しい作りになってる。勿論、褒め言葉です。相変わらずシリアスな場面で笑っていいのかどうなのか困るノリではあるんだよなあ(笑