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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「はてな☆イリュージョン」感想

はてな☆イリュージョン (ダッシュエックス文庫)

〈あらすじ〉
中学一年生になったばかりの不知火真は、両親の知り合いの、世界的に有名な奇術師・星里衛に弟子入りするため上京する。子供の時に、星里衛・メイヴ夫妻のショーを見てから、真はずっと奇術師に憧れてきた。夫妻の娘・果菜(あだ名:はてな)とは幼なじみ。東京では、美貌の女怪盗が起こす事件が世間を騒がせていたが、はてなもいるし、不安はなかった。幽霊屋敷と呼ばれる星里家で、執事のジーヴスとメイドのエマに迎えられ、はてなとの再会を果たした真。はてなも大歓迎だったが、真と話がかみ合わず、ついには―!?ラノベ界最大のイリュージョン、開幕!!

はてな、と聞くと心がザワザワするはてな民の僕です。「折角の集英社。ジャンプの作家さんと上手く繋がりを持てないものか?」と思っていたのだけど。スーパーダッシュ文庫からダッシュエックス文庫に生まれ変わるに当たって、そのあたりを強化していくのかな……というのを感じさせる松智洋×矢吹健太朗コンビの新作。

父の友人であり、世界で活躍する奇術師・星里衛に憧れる中学一年生の不知火真は念願叶い、親元を離れ、衛に弟子入りする。衛の娘である果奈…はてなとの感動の再会…かと思いきや、真のことを何故か女の子だと勘違いしていた果奈は、真の同居を拒否される。何とか家を追い出されることは阻止できたものの、果奈とは微妙な関係に。そんな中で果奈と同じ学園に通い日々を過ごす真であったが、やがて星里家の驚くべき秘密に触れることになる。

主人公の年齢が高校生(あるいは高校生くらい)ではなく、中学生のラノベは久しぶりに読むように思える。いやー、中学生は子供に見えるよねえ……(オッサン)
でも矢吹さんの「見開きお風呂シーン乳首券発行もあるよ!」は最高。

憧れの奇術師の家に弟子入り。しかしその家はアーティファクトという魔法の道具を使う怪盗の一家だったのです。松さんの文章は今回も丁寧で読みやすい!中学生くらいの読者が触れるにはちょうど良いのでは、と思うが今の子と僕みたいなオッサンが感じることは違うのかな。まだまだ一巻ということもあり(巻数表記はないけれど……)、ド派手な展開こそなかったけど、最後までしっかり読ませてくれるアットホームな物語に期待したい。