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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ふぉーくーるあふたー」感想

ふぉーくーるあふたー (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
女子高生・星上陽奈は、別の星からやってきた馬型UMA・ウマちゃんの導きで、星の力をその身に宿した魔法少女――"魔星少女"レイアーソルに変身。地球侵略を目論む宇宙人と一年にわたって戦い、壊滅させた。しかしその後、人知れず繰り広げられたはずの自分の戦いが、ウマちゃんの母星で娯楽番組として放映されていた事実が発覚!
魔星少女の戦いを母星で放映し、その変身アイテムや武器をおもちゃとして作成、販売する――それがウマちゃんのビジネスだったのだ。自分に黙ってそんなことをしていたのかと激怒する陽奈だったが、そんな折り、新たな宇宙人が襲来。再び地球は侵略の危機に晒される。もう見世物にはなりたくないが、地球を守ることができるのは自分だけ……葛藤する陽奈。そこでウマちゃんは最強の戦士である彼女に、新米魔星少女の育成係になることを提案する。果たして陽奈は、後任に世界を託し、無事に引退できるのか!?
一年間の戦いで地球を守り抜いた少女の"4クールアフター"……二年目の任務が、今始まる!!

『俺、ツインテールになります』の水沢夢さんの新作になります。表紙の美少女の髪型はもちろん、ツインテール。別作品になってもブレないなあ。(関心)

未確認生物=UMAが大好きな女子高生・星上陽奈。馬のぬいぐるみのような見た目だが超技術を持つ惑星からやってきた宇宙人・ウマちゃんから託された力によって、魔星少女・レイアソールに変身。悪い宇宙人の魔の手から地球を救うため、貴重な青春時代を投げ打って戦うのだった。一年後、圧倒的な力によって戦いに勝利した陽奈はウマちゃんの口から驚くべき事実を聞く。これまでの一年間、ウマちゃんの故郷でレイアソールと悪の宇宙人との戦いが、子供向けテレビ番組として放送されていたのだ。その番組のプロデューサーであるウマちゃんは、「不人気」だったレイアソールの番組を続投させ、新たな敵と戦うことを陽奈に要請するしかしそれを拒否した陽奈は自分の代わりとなる後任探しを始めるのだが……。

最初、タイトルを読んだ時ピンとこなかったのだけど「ふぉーくーるあふたー」=「4クールアフター」なのね。なるほど、と思わず言っちゃうくらい鈍い僕でした。

出だしに「ブレない」と書いたが、読み終えてやっぱ思いました。ブレてない。アホ毛に貧乳がトレードマーク(?)の主人公・陽奈は、魔法少女ならぬ魔星少女に変身するとツインテールになるのであった!……の設定もですが、この陽奈、未確認生物(確認させてるからもうただの宇宙人か……)のウマちゃんにゾッコンラブ。その嫉妬心が病んでいるとしか思えず怖い。いや、友達なし、UMA大好きって時点でだいぶ怖い女の子ではあるけど。

また陽奈の後任となる後輩・地平遙(巨乳!)は高度に訓練されたストーカー。陽奈ゾッコンラブで他は何も目に入ってない暴走っぷりが怖い。ウマちゃんもウマちゃんでアホだし、なんなのこの主人公サイドのキャラクター設定は。(笑) 敵サイドも予想通り「本当に地球を侵略する気があるの?」とツッコミたくなるくらいおかしな属性を持つ宇宙人が登場。どっちもアホばっかや!

あまりにも強すぎたレイアソールはほぼパンチとキック、チョップだけで悪の宇宙人を撃退してしまった。しかも気怠い感じで。そんな「番組」が視聴率が取れる訳がなく、当然グッズも売れない。今度は同じ轍は踏まないと、陽奈たちはグッズになる武器をウマちゃんのために使っていくスタイルに変更。単なる変身ヒーローモノではなく、裏側の数字も気にしているのが楽しい。

主人公サイドをプロデュースする宇宙人がいれば、敵側をプロデュースする宇宙人もいる。そういう展開をしていきますか!