飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「妹さえいればいい。 4」感想

妹さえいればいい。 4 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
『妹のすべて』のアニメ化が決定し、さらにはコミック化も決まり絶好調の羽島伊月。しかし満場一致でコミカライズ担当に選ばれたマンガ家・三国山蚕にはとんでもない秘密があり、それはぷりけつや可児那由多、そして何故か普通の女子大生の白川京まで巻き込んだ珍騒動へと発展していくのだった。果たして伊月は、初めてのメディアミックスという荒波を無事に乗り越えることができるのか! そして伊月と那由多との関係にもついに変化が……!? 大人気青春ラブコメ群像劇、待望の第4弾! 今、すべてを懸けた戦いの幕が上がる!

平坂先生、今回も最高のエンターテイメントを与えていただきありがとうございます。いやー笑った。楽しいねーほんと!

新ヒロイン投入の4巻。『妹のすべて』のコミカライズを担当することになった漫画家・三国山蚕。これがまたヘンタイです。伊月やぷりけつ先生に負けない下着フェチのヘンタイです。しかしこの作品のヘンタイさんたちは困ったことに信念があるからなかなか曲がらないんだよねえ。そこが面白いのだが。(笑)

いろいろ感想はあるのだけど、47ページのイラスト、およびそこに持ってくるまでの展開が今回の全てだったように思える。ああ、平坂先生、やってくれましたね。最高です。本当にありがとうございました。那由多というヒロイン、心の底から好きだ。

京は編集部アルバイト開始ですか。伊月を想い、沼にズブズブとハマっていってる気がしなくもない。関わりが深くなることに嬉しそうな春斗さんは果たして報われるのか。この人、不幸属性があるからなあ。

伊月と那由多。二人の関係の行く末は普通に考えれば結ばれることになるのだろうが、千尋という超大型妹爆弾がどこで炸裂して伊月を「おかしく」してしまうのか。それもまた趣味が悪かも……だけど楽しみ。