飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ソードアート・オンライン (13) アリシゼーション・ディバイディング」感想

ソードアート・オンライン (13) アリシゼーション・ディバイディング (電撃文庫)

〈あらすじ〉
「咲け、青薔薇」
《公理教会》の象徴である白亜の塔《セントラル・カセドラル》、最高司祭《アドミニストレータ》の待つ最上階を目指すキリトとユージオ。ついに二人は、《金木犀》の整合騎士アリスと再び対面する。しかし、キリトとアリスの《武装完全支配術》が暴走して塔の外壁を破壊、二人はカセドラルの外へと投げ出されてしまう。キリトと離ればなれになったユージオは、相棒の存命を信じ、単身塔を上り続ける。そんな彼の前に現れたのは、最古にして最強の整合騎士、ベルクーリ・シンセシス・ワン。子供の頃から憧れていた伝説の武人を前に、ユージオは青薔薇の剣を抜く。その決闘の結末は、一人の剣士の誕生により幕を閉じる。キリト不在の中、ユージオは整合騎士の鎧に身を包み、瞳に冷たい光を浮かべ――。

まだまだ続くよー『アリシゼーション』編〜。
思わず陽気に歌いたくなるほど長い長い『アリシゼーション』編です。終わりに近づいてきたかな、と思ったら突き放しにかかるこの感じ。まあ少なくとも現在17巻まではサブタイトルに『アリシゼーション』がつくのを確認しているので、僕の心構えはできています。

さてまずは前半。キリトとアリスが仲良く塔から落っこちたものの何とか助かって、ポツリポツリと語りだすキリトの言葉によってアリスの洗脳が解けていく展開。ユージオと同じようにアリスもまた世界の法則から抜け出す「素養」はあったようで。アリスを味方につけることに成功した。

……のに、今度はユージオくん、貴方ですか。騎士長と相打ちになり、お下品で分かりやすい悪役っぷりを発揮するチュデルキンに連れ去られ、サクッと洗脳されるユージオくんクオリティを僕は信じていました。キリトは助けなくちゃならない人が増えて増えて仕方がないなあ、これは。

そしてついに姿を現したアドミニシトレータさま。うーむ神々しい。裸族ですか、そうですか。これならユージオくんが洗脳されても、ね。だって男の子だもん。(そうじゃない)

これは14巻で一区切りつくのか? そろそろ『アリシゼーション』編でも違う展開が欲しいところ。