飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還」感想

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

〈あらすじ〉
どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って“速さ”を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女“黒雪姫”との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは“加速世界”の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士“バーストリンカー”となった瞬間だった。ウェブ上でカリスマ的人気を誇る作家が、ついに電撃大賞「大賞」受賞しデビュー!実力派が描く未来系青春エンタテイメント登場。

SAOを読み終えたので次は「アクセル・ワールド」攻略に着手します。新刊が発売されると20巻にもなるのか。長い長い道程だなあ。でもSAOと同じように読み始めればサクサク突き進める。

当然といえば当然なんだけど。「アクセル・ワールド」が電撃大賞作品だったんだねえ、と再認識。たまーにSAOの方が新人賞作品だと思ってしまうことがある。なにせ1巻で綺麗に締めくくってるから。そういう意味では「アクセル・ワールド」は1巻のボスポジションがシアン・パイルだったり、設定オンパレードだったりと続きを強く意識させる作りだったので新人賞作品らしくないかな。まあそれいったらSAOも大概だが。

「新人賞作品が1巻として発売される」ことに強い違和感を覚えてしまう辺り、僕は結構頭堅いよなあ、と。面白いのが間違いないのだから、ナンバリングしてあるんでしょうけど。

いじめられっ子の典型のようでハルユキの容貌・思考があまり好きではない。黒雪姫がなぜに彼に惚れるのか、いや作中で示されているが納得できない自分がいました。はい、性格悪くてすいません!

話の内容としてはもう文句のつけようがないくらい設定含めて面白い。特に六王のくだりは大好き。これから各色の王たちが出てきて燃えるんだろうなあ。(ワクワク)