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飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「りゅうおうのおしごと! 3」感想

りゅうおうのおしごと! 3 (GA文庫)

〈あらすじ〉
「あいも師匠と一緒に『おーるらうんだー』めざしますっ!!」
宿敵《両刀使い》に三度敗れた八一は、更なる進化を目指して 《捌きの巨匠》に教えを乞う。 一方、八一の憧れの女性・桂香は、研修会で降級の危機にあった。 急激に成長するあいと、停滞する自分を比べ焦燥に駆られる桂香。
「私とあいちゃんの、何が違うの?」
だが、あいも自分が勝つことで大切な人を傷つけてしまうと知り、 勝利することに怯え始めていた。そして、桂香の将棋人生が懸かった大事な一戦で、二人は激突する――!
中飛車のように正面からまっすぐぶつかり合う人々の姿を描く関西 熱血将棋ラノベ、感動の第三巻!!

2ヶ月ぶりのブログ更新になります。皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか? 管理人のてりりんは元気です。多分。(空を仰ぐ)

ライバルとして一番恐ろしいのは「努力する天才」だ、という言葉を聞いたのはいつだったか。確かに「努力する天才」に敵う訳がない……僕はそう思った。ある種の諦めだろう。でもそうして「諦め」という名の言い訳をしてしまった時点で「努力する天才」と同じ土俵に立つどころか、言い訳に言い訳を重ねて、やがて人は停滞していく。

争い続けること。迷ってもいい。諦めることなく自分の生きる道を行くこと。それが大切なんじゃないかと思った。八一は天才なのかもしれない。でも天才は彼ひとりではない。努力し続けなければ他のもっと努力している天才に敗れ去る。

天才も努力を続けなければ凡才に打倒される。争い続けることを選択した桂香の結末、天才を見続けてきた努力の天才・銀子の苦悩、諦めない人々の想い……どれも胸を衝かれ、ドキドキが止まらなくなる。

ひとりひとりの想いをカタチに仕切った今回の話の構成力に脱帽。この物語は、間違いなく、面白い!