飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉15」感想

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉15 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
空前絶後の大軍で侵攻してきたムオジネル軍は、ブリューヌの総力の結集と戦姫たちの助力、そしてティグルの乾坤一擲の活躍でついに退けられた。人々が祝杯を挙げ、王都の復興が進む中、これまで以上に声望を高めたティグルは思いがけぬ人物からの告白を受ける。今後やらなければならないことと、ブリューヌの人々が望む英雄としての未来との間で思い悩むティグル。時同じころ、風雲急を告げるジスタートでは、ヴァレンティナの野望がついに形となって動き出す。ティグルたちの動向を伺う魔物たちも、悲願達成のために牙を剥く。息つく暇もなく、さらなる大きな時のうねりの中で英雄の戦いは続く――大ヒット最強美少女ファンタジー戦記の最高峰、第15弾!

もしかして、物語の風呂敷を大急ぎで畳み始めてます?……な15巻でした。わお! 巻数を書いて改めて驚く、こんなに追いかけてきたのか。そんな気がしないから不思議だ。それだけ面白いってことなんだろう。

ティグルが色々なことに決断をしたり、また決断を迫られたり。英雄は考えることが多い。特に女性関係のことが。ティグルさんがエレンとティッタとイチャイチャチュッチュする光景にも慣れました。(遠い目)

またヒロイン側も告白という決断をしなくてはならない方々がチラホラ。ミラとリムはそんなに悩むくらいならお願いすべき。いや真面目に。オルガはう、う〜〜ん。(親心)

物語の結末に向かっているだけあって、不穏な動きがドカドカと。戦力的には申し分ないのに、何だろうこの不安感は。とりあえずヴァレンティナの好きにさせる訳にはいかないので、ソフィーとリーザには頑張って貰いたい。けど負けるだろうなあ、本性を見せた敵との初戦だもんね……。