飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔軍襲来: アルスラーン戦記11」感想

魔軍襲来: アルスラーン戦記11 (光文社文庫)

〈あらすじ〉
王都エクバターナの街で、アルスラーンとエラムが魔物に襲われる。蛇王ザッハークの魔の手は確実に忍び寄っていた。一方、ミスル国で玉座を狙い雌伏するヒルメスは、美しき孔雀姫・フィトナと運命的に出会う。彼女の腕には謎の銀の腕環が……。そして魔の山デマヴァントに閉じこめられたクバードたちの運命は!? パルスの新たな歴史が動きだすシリーズ第十一弾!

驚いた。まさかギスカールとボダンの因縁がこんなにもあっさり幕引きとなるとは。いや、ボダンがほんと嫌いなキャラクターだったし、存在すると不幸しかバラ撒かないから退場してくれた方が良いのだけど……さようなら、ボダン。

バラフーダさんにも驚きではある。こんなに良いキャラクターに成長するとは思わなかった。エステルたちと一緒にアルスラーン勢と合流して欲しい。アルスラーンとエステルの関係もみたい。

魔の物がぞろぞろ出てきたり、ヒルメスが勢力を伸ばしたり。じわじわとアルスラーンに対する包囲網が狭まってきている様子が、こう、恐ろしい感じがする。