「氷川先生はオタク彼氏がほしい。1時間目」感想

〈あらすじ〉
「可愛くて優しいオタク彼女がほしい」儚い願望を抱くオタク高校生の俺、霧島拓也は春休み―理想の彼女に、出会った。「そ、その、もう少し君と話せたらなって思ってて…」オタク美少女、氷川真白さんに!趣味も相性抜群な俺たちはすぐに仲良くなって、氷川さんの手料理をご馳走になったり、オタクデートを重ね、晴れて恋人になったんだけど…新学期。「私が皆さんの担任となりました…えっ?」「…はっ?」彼女の正体は、学校の鬼教師“雪姫”こと氷川先生だった!?ちょ、え…生徒と教師って絶対アウトなやつじゃねぇか!これは俺と氷川先生の、禁じられた二人の、秘密の恋物語だ。

年上の女性は好きですか？
はい、僕は大好きです！……ということで、西沢5㍉さんイラストのこれまた年上ヒロインのラブコメです。
ほんと、年上ヒロイン増えてきましたよね。ただ年上ヒロインになると、そこを全面に押しすぎてしまう感じになるので、もっと普通のヒロインとして扱って欲しい感じはする。

オタク趣味で意気投合した相手が教師・生徒だったという、まあ世間様が知ったら大騒ぎな(一部の界隈は羨まけしからん事案)恋愛物語。まあまさにラブコメといったテンポで、知らぬ間の関係の時のデレデレ感から一転、教師と生徒と分かってからの距離感……からのデレデレ。まあ甘々なお話で予想外というか意外性はなく、終始ラブコメとしての安定感は強かった。巻数を重ねるとだれちゃう気がするので、もっとスパイスが欲しい感じが個人的にはしました。