飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?2 堕天の翼」感想

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?2 堕天の翼 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
世界は人類が五種族大戦に敗れた歴史へと「上書き」された。強大な異種族に支配された地上でただ一人、人間が勝利した世界を知る少年カイは、全ての人間から忘れられた存在になりながらも、英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」ことを決意する。運命の少女リンネと共に悪魔の英雄ヴァネッサをうち破り、人類を悪魔族から解放することに成功。さらに霊光の騎士ジャンヌと共に、蛮神族の領土イオ連邦へ。天使やエルフ、ドワーフたちの支配地でカイが見たものは、蛮神族の英雄・主天アルフレイヤの豹変だった。「主天様は…変わってしまわれた。すべてはあの時から…」早くも大ヒット!圧倒的反響を巻き起こすファンタジー超大作、第2弾!

安心感というか安定感というか。物語を読んでいて不安がない。

今回の相手は「蛮神族」ということで、亜人種系統の敵ですが全然敵感ない。むしろ人間の方が厄介な話であった。
蛮神族の中にも種族がいて、天使、というか天使の英雄のご乱心から内輪揉め。そこにカイたちが協力する流れの中で、特にエルフたちと交流を深める。
悪魔族が邪悪だっただけに今回の蛮神族が優しく見える不思議。エルフの巫女のレーレーンは良いキャラなのでこのまま継続参戦をお願いしたい。
全種族の共通の敵は別にいそうだけど。今のところの刊行点数見るに英雄倒して終わりじゃない、先があるんだろうな。