飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「デッド・エンド・リローデッド 1-無限戦場のリターナー-」感想

デッド・エンド・リローデッド 1-無限戦場のリターナー- (HJ文庫)

〈あらすじ〉
時空に関連する特殊粒子が発見された未来世界。第三次世界大戦を生き抜いた孤高の凄腕傭兵・狭間夕陽は、天才少女科学者・鴛鴦契那の秘密実験に参加する。しかしその直後、謎の襲撃者により、夕陽は契那ともども命を落としてしまう。だが気がつくと彼は、なぜか実験開始前の時間軸で目覚めていた…。繰り返される死とループ現象の中、次第に強まる契那との絆と、解き明かされていく謎。果たして夕陽は、契那を絶望の死から救い、世界を混沌の未来から守り抜けるのか!?超絶タイムワープアクション、第13回HJ文庫大賞・大賞受賞作。

数年ぶりにHJ文庫作品を読むようです。読み終えてから気づいたのだけど、新人賞作品なのね、といってもWEB小説サイト出みたい。何にしてもペンネームが酷すぎて(褒め言葉)タイトルとあらすじが頭に入ってこなかった(笑)

ガチガチのロボットモノ、かと警戒しながら読んでみたらタイムリープモノだったでござるの巻。まああらすじ事前に読んでれば分かったことだけど。なので「ロボとかちょっと……」という人にも楽しんで読めるかと。

内容は元傭兵のロボット乗りの夕陽が、時空を超えてやってきた正体不明のロボに何度も何度も敗れ、天才科学者褐色美少女の契那を殺害されてしまう。夕陽はタイムリープを繰り返しながら、惨劇をひっくり返そうと奔走するお話。

クソ真面目な夕陽と、健気でメッチャ良い子の(11歳)契那の二人を中心に展開。「どうやって結果を変えるのか?」という過程と「そもそも謎のロボはどこからきて、何者が乗ってるのか?」についてを個人的には楽しみました。あと滅茶苦茶良い子の契那を愛でて、彼女が死なない世界線に辿り着けるよう夕陽を応援するのが醍醐味。伏線もオチも僕は納得ホクホクでした。しかし1巻とあるけど、綺麗にオチたように思えるのは僕だけですかねえ?