飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「うちの家庭教師がグイグイきすぎて勉強どころじゃない!」感想

うちの家庭教師がグイグイきすぎて勉強どころじゃない! (ガガガ文庫 は 6-7)

〈あらすじ〉
時代はウザカワ!お姉さんがせまってくる!
大学受験の模試でE判定をとった俺をみかねて雇われた家庭教師の女子大生・虎井真琴。 だけどこの家庭教師、部屋に来るなりTシャツにパンツだけ、というふざけた格好に着替えちゃって、しかもノノノ、ノーブラですか?
「リラックスできる格好の方がお互い集中できるでしょ?」
……って、できるか! 気になって勉強どころじゃないわ!
あげくの果てには
「脱衣を賭けてゲーム勝負よ!」
「ダンスの練習で汗かいちゃったからシャワー浴びよっと!」
「チアガール姿で勉強を応援してあげるね!フレーフレー!」
などなどやりたい放題……というか勉強をまったく教えてくれないんですけどこの人!! 破天荒でイタズラ好きな女子大生が俺の部屋で大暴れ。 俺をからかって楽しんでいるだけなんじゃない? 家庭教師って、こういうものなの?そんなウザカワお姉さんがグイグイくる家庭教師コメディ開幕!

そういえば高校受験に備え、おバカな僕に親が家庭教師をつけてくれて、何とかお受験を乗り越えた記憶が蘇りました。先生は大学生(♂)でした。現実なんてどこもそんなもんです。(青空を見上げる)

やってきた家庭教師が茶目っ気たっぷりの美人女子大生で、勉強をほとんど教えてくれず、下着姿で時にエッチな誘惑もしてくるって。いやいやどこのAVでしょうか?

最終的になぜ勉強を教えてくれず遊んでばっかりいるのか、の対する理由を教えてくれるものの、流石に勉強教えなさすぎでしょ、と不安になってくるコッチの心理とは反対に、家庭教師のお姉さんがリラックスしまくってるのが何とも。もうちょっと「家庭教師」という題材を上手く使って主人公の学力が上がった理由づけにして欲しかったなあ、というのが個人的なインショイですかねえ。