飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ディメンションウェーブ 1」感想

ディメンションウェーブ 1 (ヒーロー文庫)

〈あらすじ〉
現実の二十四時間で数年分の時間を体験できるという、 大人気VRMMOゲーム「ディメンションウェーブ」。 そんなゲームへの参加権を手に入れた姉妹に誘われ、 少年は運良くプロジェクト第二弾に参加することになった。 しかし、ゲーム世界へとダイブした少年は、 何故か『絆†エクシード』というやや痛い名前の美少女へと変身していた。 姉妹のイタズラで強制的にネカマプレイをすることになった絆だったが、 気を取り直してのんびりとVRMMO内での生活を楽しもうと決める。 前衛の戦闘には目もくれず、真っ先に釣りに向かった絆は、 姉の奏と妹の紡、和風美少女の硝子やエセ忍者の闇影など、 個性豊かな仲間たちと協力して、第二の人生を楽しんでいく――。

ヒーロー文庫さんの1巻無料キャンペーンのご厚意に甘えてみました。巻数重ねているシリーズは追いかけるのキツイなあ、と思ったので植田亮さんイラストの光る本作に決めてみました。植田さんイラスト作品久しぶりな気がする。

24時間を数年分に広げてくれるフルダイブ型の体感RPG。第二の人生を楽しむ謳い文句通り、前線そっちのけで釣りに勤しむ主人公の絆ちゃんの活躍を描きます。(アバターは美少女だけど中身は男)

釣りにモンスターの解体、最弱と噂される特殊な種族を選択したことで随分と尖ったプレイをしていて、これはこれで楽しそう。絆に引き寄せられるプレイヤーもどこかおかしく、妙な方向に特化している者たちばかり。暫く釣りばかりしていたので「これはもしや釣りラノベか?」と少し心配したが、最終的にはワールド規模のイベントでもその尖ったプレイを活かす活躍を魅せて楽しませてくれた。可愛いのは良いんだけどやっぱり主人公がネカマプレイ(本人は不本意)してるのがちと引っかかるわ(笑)