飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「綾瀬さんは貢ぎたい! 」感想

綾瀬さんは貢ぎたい! (GA文庫)

〈あらすじ〉
高校一年最初の日。新生活に胸を膨らませる俺は、可愛さの化身のような巨乳の同級生・綾瀬小雨から「あたしの想い、受け取ってくださいっ」―百万円を渡された。断っても、ひたすら俺に貢ぎたがる。残念なお金持ちって怖いのな!さらには、美人な黒髪先輩の俺への独占欲が日ごとに増し、大人しいはずのうちの干物妹が、何故か夜這いをかけてきて―!?こじらせ少女が次々俺にウザ絡み!問題だらけの残念青春ラブコメディ!

未だかつてないほど家にいるようになったこの頃。時間ができてこうしてブログも更新できるようになってくると、妙な悩みだけど「次は何を読もうか……」となる訳で。そんな中でこうしたGA文庫さんの無料企画は救われます。ありがたく読ませていただきます。ありがたやありがたや。

モテ期は人生に三度ある、ということで高校に入学したばかりの主人公・須々木は次々と美少女たちに告白される。のだが、この女の子たち、みんな愛の方向性がおかしすぎる。やたらお金を払いたがる課金美少女、いきなり結婚しようとする重たい病んでる美少女、家族なのに新しい家族になりたがる実妹美少女、付き合う男性に女装させたがる男装美少女。顔だけはみんな良いんだけど、実際に会話をするとドン引きしてしまうおかしな美少女たちとのドタバタラブコメです。

なんかもうとにかくおかしい美少女に対して、主人公の須々木が一瞬好きになりそうになるんだけど、理性さんが仕事をして何とか踏み止まり、狂った言動の彼女らにツッコミを入れまくるお話。そして彼女らに思いっきり振り回された挙句、高校入学したばかりなのに学校で浮くという悲劇。でも可哀想にならないのは、須々木自身もちょいちょいゲスい感じのことを言ったりするし、なんだかんだやっぱりヒロインズは可愛いからだろうね。

最後まで読んでタイトルが課金美少女にしか触れてないんだけど、変な子は他にも一杯いるのでこの際、長文タイトルでも良かったかも。