飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「公女殿下の家庭教師5 雷狼の妹君と王国動乱」感想

公女殿下の家庭教師5 雷狼の妹君と王国動乱 (ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
夏休みも後半戦へ。ジェラルド元王子による謀反の一件を受け、療養中のアレンは、「兄は妹を甘やかさないといけません!」―ベッタリなカレンと兄妹水入らずの時間を過ごしていた。一方、それぞれの実家へと帰省したティナたちもまた、アレンという家庭教師との出会いがもたらした日々を振り返りながら、残りの夏休みを家族団らんで満喫していた。しかし、そんな穏やかな日々は、すべて嵐の前の静けさだった―!?東都が戦火に包まれる時、無自覚規格外な教師が世界を救う魔法革命ファンタジー―王国動乱編の幕が上がる!

今回はカレン表紙で彼女がメインヒロインの回でもあるのだけど。ふと思ったのが獣耳が付いている亜人って人間の耳に当たる場所には何も付いていないんですかね。だいたい髪で隠れて見えてないところなので急に疑問に思いました、はい、どうでもいいですね!

アレンを慕う乙女たちが各地に散る中で、王国に対する反逆の陰謀が渦巻く。やはりこのお話に必要だったのは明確な強敵だったんや。そんな中で一番株を上げたのがリチャードという。この公子殿下、良いやつすぎて好き。ワンチャン、主人公でも良いんじゃないかと思うレベル。まあ家系的にリンスターは女性の方がかなーり強そうですが。強い女性にボコボコにされたからこそ今のリチャードがあるような気がします。(可哀想)

国家の危機の初動に当たるアレンとリチャード。毎回切りよく終わってるのに今回は次巻に続くようで荒事多めな展開が予想されるので楽しそう。