飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「探偵くんと鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる」感想

探偵くんと鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる (MF文庫J)

〈あらすじ〉
新学期――俺は失敗した。 親の仕事が探偵だと口走ってしまったせいで、クラスメートから相談が持ち込まれるようになったのだ。絶版した小説の犯人当て、美術部で振るわれたナイフの謎、面倒なことになったと頭を抱える俺だったが――
「それさ、そもそも事件じゃないね~」
「多面的な考え方も取り入れたらどう? 戸村君」
何があっても山田姉妹は平常運転、鋭い推理でスパッと解決していく。最初は気に食わなかったけど、本気で推理する彼女たちは今では尊敬の対象だ。……が、話すときの距離、近すぎない!? 熱くなるのは分かるけど、これ完全に狙ってるよね!? 山田さんたちと俺の少し甘めな、学園ミステリーラブコメ

作者の玩具堂さん、勝手にMF文庫Jデビューの作家さんかと思っていたらスニーカー出身の作家さんでした。その程度の知識です。お名前は良くTwitterのタイムラインで見ていましたが読むのは今回はお初になります。

何だろう、すごく素朴な話でとても読みやすかった。大事件ではなく、ちょっと不思議な事件を探偵の息子である高校一年生の主人公と同級生の美少女双子姉妹が解き明かしていくお話。一話につき一つの事件が起こる形式で、三人それぞれの個性とバランスを活かしながら、謎解きをし、謎から解決までがパパッと早く至るので短気な僕もこれにはニッコリ。主人公と双子姉妹……特にクールな妹ちゃんとの関係が僕は気になって仕方ないのですが。

表紙イラストは双子の姉の方だけど、これは双子が探偵コスプレでも可愛かったような。そうです、僕は妹ちゃん派なのでした。まる。