飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「辺境都市の育成者 始まりの雷姫」感想

辺境都市の育成者 始まりの雷姫 (ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
最強の育成者のもとには今日も最強が集う――!
冒険者として伸び悩んでいる少女・レベッカは、辺境都市の廃教会で”育成者”と呼ばれる青年と出会う。伝説級の戦士や魔術師を育ててきた彼の指導により、彼女の秘められていた魔法の才能が開花していき――!

二連発で富士見ファンタジア文庫作品の感想を書いているのだけど、公式あらすじが要約しすぎな気が……本に書いてあるあらすじをそのまま掲載するんじゃダメなんですかね? 本作には直接関係ないことではありますが(汗)

まず持って言いたことはイラストが可愛いということです。(真顔)最近の感想、イラスト可愛いしか言ってない気がしますが、ラノベなのでそれで良いと思ってます。(真顔)

内容の方は伸び悩む冒険者の美少女と、その才能を伸ばそうとする育成者の青年(?)のお話。この作者さんの得意なジャンルなのか、もう一作の「公女殿下の家庭教師」と似たようなライトファンタジーですね。

感じたのは二作品の差別化を図るのちと難しいなということ。これが違う時期に発売しているのならそこまで思わなかったのだけど、主人公の置かれている状況(家庭教師、育成者)と馴染みやすいファンタジー世界という共通項が大きいだけにどちらかを読めば個人的には満足してしまう感じ。中身も読みやすいだけに差別化を明確に出せていないのはモッタイナイ。家庭教師の方を読んでなかったらもっと楽しく読めた気もします(汗)