飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」感想

魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ (電撃文庫)

〈あらすじ〉
人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王アノス。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。 魔王の生まれ変わりと目される者を集めた“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!
小説家になろう」にて一年足らずで脅威の37,000,000PVを叩き出した話題作が登場!

人気作品とのことで表示されていたので読みました。もう読む基準はかなり適当になっております。読み終えて知ったのだけど、アニメ化してるようですね。なるほど、ピックアップされている訳だ。

転生した魔王が現世で「生まれ変わった魔王を探し出す学校」に入学して滅茶苦茶しでかす、というある意味の様式美な作品でした。転生した赤ん坊から丁寧に描いていくのかとおもったら生後1ヶ月になる頃、魔法を使って一気に成長してしまう荒技には驚いた。そこはちゃんと描かんのかーい、みたいな。まあ確かに成長過程を追いかけてもページ数使うだけなので、これはこれで良かった気がする。

まあとにかく強い。強すぎるし状況を見通しすぎるので戦いに敗れる心配がなさすぎるのもドキドキ感ないが、どんな圧倒的な力を披露するのか別の楽しみがある、そんなバトルシーン。無茶苦茶なことをサラッとやる。そんな無茶苦茶な息子を受け止める両親が一番のバケモンな気もしたりしなかったり。(笑)