飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「植物魔法チートでのんびり領主生活始めます 前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件」感想

植物魔法チートでのんびり領主生活始めます 前世の知識を駆使して農業したら、逆転人生始まった件 (ドラゴンノベルス)

〈あらすじ〉
未開の秘境をゼロから開拓! 植物魔法で作って&建てての街づくり!
貴族に転生した少年エルトは無能の烙印を押され、領民0の僻地の管理者として放りだされた。 だが彼の持つ"植物魔法"は、領地開拓には最適の万能魔法だった! 作物から建物まで生み出す魔法と前世の知識を活かして開拓していくうちに、どんどん領民は増えて賑やかに。 しかも、何もないはずの領地は実は宝の山で――。
異世界のんびり開拓記、開幕!

いわさきかた神イラストだから買いました!もはや定型文。ラノベを買う理由ってそういうのでも全然オーケーだと思うんですよね!(親指をぐっと立てながら)

能無しと決めつけられた上、実家を追い出され、荒れ果てた領地を管理することとなった貴族の四男坊・エルト。転生者であるエルトは前世の記憶と、役に立たないと言われた植物魔法を駆使して領地を開拓。商才ある心優しいエルトを慕って領民となるため次々と人が集まり、村は大いに発展していくのである。

平和、平穏。驚くほど穏やかで優しいお話です。村の開拓、育成要素が強いので読んでるとその手のジャンルのゲームを無性にやりたくなる。エルト固有の能力もあって発展をみせるので、最初は「エルトが攫われて悪い奴に悪用されるのでは?」と心配するのだけど、杞憂です。命の危機とか、そういった展開はありません。ひたすらエルトと領民……人間・亜人関係なしに非常に仲良く暮らして、そしてみんな有能なので益々村は発展していくのです。

序盤は農産物で発展していくのだけど、後半からは名産や特別な施設などを作って村の「売り」を拡大していってる。いやーほんと町づくりのゲームやりたくなるわ。しかし異世界ファンタジーに必須なバトルがほぼなくて成立してるのは凄いわ。(笑)