飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「今宵はジビエを召し上がれ 函館のフレンチシェフは謎解きがお好き」感想

今宵はジビエを召し上がれ 函館のフレンチシェフは謎解きがお好き (双葉文庫)

〈あらすじ〉
北海道の函館にたたずむ、ジビエフレンチレストラン『フォレアンシャン』。 女子大生の小桧葉陽葵は、ひょんなことからこの店のオーナーである御世野景悟と出会い、アルバイトをすることになる。 食材にこだわり、自分で狩りまでするほどの料理オタクの景悟だが、同時に『謎』にも目がない。 陽葵は景悟とともに、店に来た客においしい料理と『謎解き』を提供することになり――。

梅雨が明けて暑くなってきましたね。この時期になると薄着になるせいで、非常に痩せてる私は周囲から「大丈夫? ご飯食べてる?」とやたら心配されます。ご飯は食べてますが、食は細いので一杯は食べられません。小学生が好きなメニューが好物なので、函館に行くとだいたいラッキーピエロの食事で満足する、そんなグルメとは縁遠い人生送ってます。

狩猟というと「ゴルフと同じくらいの費用で出来るから鉄砲やろう」と以前誘われたことがあります。いや、ゴルフと同じ費用と言われて納得しかけたけど、一回諭吉は飛んでいきそうだよねえ。なので興味はあったけどお断りしましたが。

狩猟+レストラン+ライトミステリーの本作。家族に対して悩みを抱えた女子大学生のバイト先となるジビエ料理を扱うレストランを舞台に、イケメンオーナーやシェフが登場して、小さな謎を解いていきます。ジビエって聞いたことあるがなんぞや、と思っていたら野生の動物を狩って料理するもの。作中でも説明があったけど、自分で狩猟するので仕入れや質のバラ付きが凄そう。仕入れもする仕事をしてるとそういうのすとても気になるので(笑)

フランス料理……と聞いて少し構えたけど、読み口として敷居も低いし、サクサクと読み切れた。親近感ある分、主人公の祖母が作る素朴な朝ご飯描写に腹が鳴りました(笑)