飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

オーバーラップ文庫

「ラグナロク:Re 4.悪辣たる異端」感想

〈あらすじ〉 「“変異"したあたしたちを、人々は“闇の種族"と呼んだんだよ」 カイル、アーネストとともに“闇の種族"が集結する王都ソフィアへと帰還した我が相棒のもとにシュタール、そしてアングルボザが現れた。そして老婆は語る。 “闇の種族"の目的は、王…

「Sランク冒険者である俺の娘たちは重度のファザコンでした 1」感想

〈あらすじ〉 将来を嘱望されていたAランク冒険者の青年カイゼル。 しかし、彼はとある事情で拾った3人の娘を育てるために冒険者を引退し、田舎で静かに暮らしていた。 時が経ち、王都に旅立ったエルザ・アンナ・メリルの3人娘たちは、剣聖・ギルドマスター…

「底辺領主の勘違い英雄譚 1~平民に優しくしてたら、いつの間にか国と戦争になっていた件~」感想

〈あらすじ〉 犯罪者や異教徒が跋扈する荒廃した最悪の土地・ベイバロン領。 若くして家督を継いで領主となったリゼは、凶悪な領民に殺されないため、一つの決断を下す。 それは――領民に媚びへつらうこと! “王族や貴族にのみ与えられた神の力”とされる魔法…

「灰と幻想のグリムガル level.12 それはある島と竜を巡る伝説の始まり」感想

〈あらすじ〉 オルタナに戻るべく、ハルヒロたちは山だらけの敵地を突き進んで海を目指す。冒険に次ぐ冒険の末、ようやく辿りついた海辺には一隻の船が乗り上げていた。様子を窺うハルヒロたちの前に、なんと付け髭をつけた少女が現れる!「あたしはモモヒナ!…

「ラグナロク:Re 3.大敵」感想

〈あらすじ〉 ヴァナード王国へ訪れて早々、“闇の種族”アングルボザ、ソール、マーニ、そして異貌の男であるトゥーゲントと邂逅した我が相棒リロイ。さらに、再会した女王フレイヤからある厄介事を依頼され、カイルという男とともにとある教会へ赴くことにな…

「ラグナロク:Re 2.獣たちのミメーシス」感想

〈あらすじ〉白の兇刃、踊る――我が相棒リロイ・シュヴァルツァーとカルテイルとの戦いの中、突如現れたのは“殺戮の淑女"レディ・メーヴェと“闇の種族(ダーク・ワン)"アシュガン。そしてアシュガンによって、カルテイルは何処かへと連れ去られてしまうのだっ…

「ラグナロク:Re 1.月下に吼える獣」感想

〈あらすじ〉 人ならざる怪物“闇の種族”が跋扈する世界。私とともに旅をするリロイ・シュヴァルツァーは、傭兵として各地を放浪していた。そんな相棒にある時舞い込んできた依頼。一見容易な依頼のように思えたそれは、リロイを亡き者にしようとするための罠…

「灰と幻想のグリムガル level.11 あの時それぞれの道で夢を見た」感想

〈あらすじ〉 ──やらなきゃいけないことを、やる。やるんだ。今は。歯を食いしばり、両足を踏ん張り、グォレラたちの襲撃に再び向き合うハルヒロ。 彼は、使命で自分を奮い立たせ、"彼女"の死という現実から目を背けようとしていた。 そして、抱えきれない後…

「灰と幻想のグリムガル level.10 ラブソングは届かない」感想

〈あらすじ〉 ある義勇兵が深い傷を負い、山中で一人その人生の終焉を迎えつつあった。 死に間際、彼は思い出す。元いた世界の残滓を。そして、疑問を抱く。 ――この“グリムガル”という世界とはなんなのか? と。 一方、千の峡谷(サウザンバレー)を抜けオル…

「灰と幻想のグリムガル level.9 ここにいる今、遥か遠くへ」感想

〈あらすじ〉 何度おなじ過ちを犯せば……おれたちは……。 ジャンボという名のオーク率いるフォルガンとの戦いが混迷を極める最中、ハルヒロたちはかつてない危機を迎えていた。ランタのフォルガンへの寝返り。そして、一人また一人と散り散りになっていく過酷…

「灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ」感想

〈あらすじ〉 『グリムガル』へと帰還したハルヒロたち。しかし、元の世界とはいえ、そこは人間族の勢力圏外だった。手始めに偵察に出たハルヒロとユメは、偶然にも同じ「暁連隊(DAYBREAKERS)」のパーティである〝颱風(タイフーン)〟ロックスたちと出会…

「灰と幻想のグリムガル level.8 そして僕らは明日を待つ」感想

〈あらすじ〉 幾多の危機を越えグリムガルへの帰還を果たしたハルヒロたち。しかし、戻ってきたとはいえ、出口の先は人間族の勢力圏から遠く離れた土地だった。偵察に出たハルヒロとユメは、幸運にもクラン「暁連隊(DAYBREAKERS)」に所属する〝颱風(タイフー…

「灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹」感想

〈あらすじ〉 『黄昏世界』から脱出したハルヒロたちは、グリムガルとも異なる『太陽の昇らない世界』にへと足を踏み入れた。 なんの情報もないまま、それでも仲間を率いるハルヒロ。 幸いなことに、異界の住民たちが住み着く村を発見し、ひとまずの安全を確…

「灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって」感想

〈あらすじ〉 ハルヒロたちが発見した「黄昏世界」は新たな狩場として注目を集めていた。ハルヒロたちも、以前は逃げるしかできなかった白い巨人を撃退し、安定した稼ぎを得られるまでになっていた。しかし、あるクランの行動がきっかけで「黄昏世界」の危険…

「侵蝕レコンキスタ」感想

〈あらすじ〉 僕たちは、救いのない世界で今日も生きていた―― 生物を異形の怪物へと変貌させる特殊領域『侵蝕世界』に地表全土を覆われ二十年。 わずかに生き残った人類は先の見えぬ未来に怯える日々を過ごしていた。侵蝕世界の変異現象に耐性のある新世代『…

「灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ」感想

〈あらすじ〉 「……で、これ、何だと思う?」 ワンダーホールに来てから数ヶ月。ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。前回……たしか三日前にこの場所を通りかかったときは…

「Occultic;Nine1 -オカルティック・ナイン-」感想

〈あらすじ〉 ――Q.幽霊を信じますか? A.そんなのいるわけないっしょ! 吉祥寺に住む我聞悠太は、オカルト板まとめブログ『キリキリバサラ』の管理人。アフィリエイトで一獲千金を狙う日々を過ごしていた。そんな悠太のブログをキッカケにして、見ず知らずの…

「灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち」感想

〈あらすじ〉 「驚かすなって、モグゾー」「ごめん、ごめん」 モグゾーは、あはは、と笑って頭を掻いた。でも、ものすごい血だ。血まみれで、表情もよくわからない。だけどまあ、なんとか平気そうだ。 大きな戦いを乗り越えたハルヒロたちだが、助けられなか…

「大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector」感想

〈あらすじ〉 「俺は大英雄キサラギだ。おまえはツイてる。最後に会ったのが、この俺なんだからな」 〝目覚めよ。〟と言われて目覚めると、そこは見知らぬ世界だった。空に赤い月が輝く「まるでゲームのような」世界グリムガルで生き抜くために、とりあえず…

「異世界魔法は遅れてる! 1」感想

〈あらすじ〉 「――魔術師、八鍵水明。全ての理に辿り着くことを志す現代の神秘学者だ」 現代に生きる魔術師である八鍵水明は、突如現れた魔法陣によって友人とともに異世界へ転移してしまう。だけど勇者として呼び出されたのは友人で、自分はそれに巻き込ま…

「灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても」感想

〈あらすじ〉 チョコって、もしかしてあのチョコ……? 思わぬ活躍で有名になったハルヒロと仲間たち。自信を付けた仲間たちと、悩み続けるハルヒロのもとに後輩となる義勇兵達が現れる。そこにはハルヒロの記憶に残る名前を持った少女もいた。 そんな状況をよ…

「温泉ドラゴン王国 3 ~ユの国よいとこ、一度はおいで~」感想

〈あらすじ〉 新たな観光名所として「温泉神社」を建てたアリマは、ちょうど来訪していた教国出身のシスター、ニコを巫女として雇う。短気でツンデレなニコは成り行きで巫女役を引き受けるが、その正体は温泉の破壊を企む組織のスパイだった。ユ国を探る彼女…

「いずも荘はいつも十月 そのいちっ! 」感想

〈あらすじ〉 「〈いずも荘〉は、神様の滞在施設なんです」 霊感が強い高校生の明人は不幸なすれ違いから、神様ばかりが入居している「いずも荘」の管理人になってしまう。過去のトラウマから神様を嫌う明人だったが、管理人補佐であるネコマタ少女の猫子に…

「きんいろカルテット! 1」感想

〈あらすじ〉 「このみんなでずっと吹きたかったんです。私、目標があるんです」 ユーフォニアムという楽器の演奏者である摩周英司(ましゅうえいじ)は、恩師の紹介で中学生の少女たち4人の楽器コーチをすることになる。清楚で真面目な菜珠沙(なずさ)、元気…

「灰と幻想のグリムガル level.2 大切じゃないものなんか、ない。』感想

〈あらすじ〉 ……見捨てるなんて、できない。というか、見捨てるべきじゃない、と思う。 見知らぬ世界「グリムガル」へと連れて来られたハルヒロたちは経験を積んでようやく半人前から抜けだそうとしていた。 ステップアップのために新たなダンジョン「サイリ…

「僕と彼女とカノジョとかのじょ 1 」感想

〈あらすじ〉 「あなたが落としたのはこの黒髪系女子ですか?」 受け身な性格の神座木社(かんざき やしろ)は、幼なじみで勝ち気な性格の小野黒恵(おの くろえ)に連れ回される日々を送っていた。 そんなある日、黒恵が「願いを叶える」と言われる泉に落ち…

「浮遊学園のアリス&シャーリー2」感想

〈あらすじ〉 夏の盛りを迎えた浮遊学園都市《楽園(カナン)》。 柾貴(まさき)とアリスとシャーリーの三人は、規律委員会(ブレイカー)の本部に呼び出される。 そこでシャーリーは、委員長の須旺(すおう)から規則違反による幻想具現化(グローバライズ…

「温泉ドラゴン王国 2 ~ユの国よいとこ、一度はおいで~」感想

〈あらすじ〉 「温泉旅館などやるだけ無駄です。それがわからないアリマは大馬鹿なのです」 いよいよ温泉旅館の開業を控えたユ国の王子アリマの元に、留学していた妹のコハネが帰ってくる。コハネはある理由から温泉を嫌っており、温泉旅館の計画を進めるき…

「よろず屋退魔士の返済計画 2 魂縛りの少女」感想

〈あらすじ〉 「もう夏かぁ……海にでも行きたいものだな」 莫大な借金返済のため、「死者専門の何でも屋」を開業した追儺狗朗(ついな・くろう)と九十九みぎり、そして新たに押しかけてきた神堂葛(しんどう・かずら)の三人。相変わらずのヘンテコな依頼に…

「マゾヒスティック・エクスタシー 1 」感想

〈あらすじ〉 俺――千種光平は彼女をつくって、ラブラブイチャイチャすることを夢見る普通の高校生 「んっ、あっ、ああぁぁっ、なに、入ってっ、くるぅううううう」 《悪瞳》という、悪魔の呪いが掛かっていることを除けば――。 《悪瞳》それは女の子をイヤら…