飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「それがるうるの支配魔術 Game2:リメンバランス・パズル」感想

それがるうるの支配魔術    Game2:リメンバランス・パズル (角川スニーカー文庫)

それがるうるの支配魔術 Game2:リメンバランス・パズル (角川スニーカー文庫)

「タマキなら、きっと大丈夫。だってタマキは」
るうるが、期待を込めた小さな笑顔を、俺に向けた。
「だってタマキは、わたしを見つけられたんだから」

今回は恋のお話が主題でしたが、タマキの鈍感さは異常でした。ラノベ主人公はこうでないと!(揶揄)
碓氷と彼に恋する後輩である香奈恵を中心に、碓氷の初恋の相手が出したと思われるゲームに挑む。前巻同様に、場を支配する特定のルールをタマキが打ち破っていく爽快感は堪らない。
タマキを囲む(いや、囲んでいる訳じゃないか)欧文研メンバー、特に女性陣が碓氷と香奈恵の関係のこともあり、恋のお話で盛り上がる。タマキを強く意識するるうると言乃は友人以上の繋がりがあるため、タマキを巡る関係が今後どうなるのかドキドキしながら見守ることにしよう。
碓氷と香奈恵の問題が一軒落着し、続いて過去の問題…るうるの兄とタマキの失われた記憶について挑むことに。うん、次回も期待。