「RIGHT∞LIGHT 1」感想
- 作者: ツカサ,近衛乙嗣
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/10/18
- メディア: 文庫
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前回で一区切りのついた『RIGHT×LIGHT』が『RIGHT∞LIGHT』とタイトルを変えて新章に突入。
ケースケがアリッサと未由の二人を選ぶラストから、新章はラブコメ展開が増える予感がしていたが、その通り各ヒロインにスポットを当てたお話。ただ予想とは違ったのは新章一発目の話が陽名メイン回なのはどういうことなの(笑) しかも積極的にケースケに迫る陽名ちゃんが健気で可愛いこと可愛いこと。もしかしてヒロインズの中で一番可愛いのでは。
陽名との『神になった由衣捜し』は倉野という謎の人物のおかげで『遠見神社』に祀られていることが分かり無事再開を果たすケースケ。けれども放課後の由衣捜しもあって二人の時間を取れなかったことで悶々とするアリッサと未由の姿。弟子を取り『お師匠様』と呼ばれるのも満更でもないアリッサは、しかし弟子である倉野英里香を通して自分の目指す『立派な魔術師』が何であるかを悩み、未由は普通の人間となり魔術師のアリッサのようにケースケの役には立てず、いずれは二人に置いていかれるのではという不安を抱いている。自分たちの『未来』に苦悩しながらケースケに寄り添うアリッサと未由という女の子たちが愛おしい。ラブコメ展開は陽名だけで、ケースケは恋人たちとは不器用ながらキチンと恋愛している。
三つの話に共通して登場する倉野父娘が物語に関わってくるのか。今回は出だしの話だっただけに大きな動きはなかったが、どう『RIGHT∞LIGHT』を展開していくのか楽しみ。