飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「輪廻のラグランジェ」感想

輪廻のラグランジェ 1 (MF文庫J)

あらすじ
「私と同志になっちゃう?困ってることがあったら、100%助っ人しちゃうよ!」―。鴨川女子高校・ジャージ部たったひとりの部員である京乃まどかは明るさと行動力が自慢の女の子。しかし、ランと名のる不思議な美少女から「ロボットに乗れる?」と頼まれた日から、彼女の日常は一変。鴨川の海と空と街を舞台に、宇宙から襲来した敵と戦うことになる…。ラン、そしてランとは別の目的で地球に潜入していた、ゆるふわ少女ムギナミも加わり、3人の少女たちはロボット“ウォクス”に乗りこむのだが―!?大人気ロボットアニメ『輸廻のラグランジェ』、月見草平による待望の小説版登場。

まるっ!
ラグランジェの感想を書きたかったものでノベライズ買っちゃいました。担当が月見草平さんだったのも購入理由。
レーベル立ち上げ当初はノベライズ作品が大半だったけれど、ぱったり出さなくなったからなあ。しみじみ。
鴨川女子高校に通う元気娘の京乃まどかは困っている人を助ける『ジャージ部』のただひとりの部員。様々な部活の助っ人を買って出て類い希な身体能力を発揮して見事ジャージ部魂を見せる毎日を送っていた。そんなある日、まどかは自分と通じるモノを持っていると感じた謎めいた少女ラフィンティと出逢い、彼女の願いを聞くことになる。「アナタ、ロボットに乗れる?」そういった宇宙人のラフィンティはまどかを連れて海上に浮かぶ基地へと行き、『ウォクス』と呼ばれるロボットに乗り込む。そしてまどかたちは宇宙から襲い来る敵と戦うことになるのだが…。

あらすじでは『ロボットアニメ』であることが強調されているけど、この作品はどう考えてもまどかを取り合うラフィンティとムギナミの図を楽しむもの。ムギナミに対するラフィンティの非常に分かりやすい嫉妬が見ていて和む。まどかの性格は人を惹きつけるのよ。やはり女主人公は元気いっぱいでないと!…と思うのは僕が『スレイヤーズ!』に強く影響されているせいでしょうか。まどかとラフィンティとムギナミ。三人の友人関係をもっともっと描いて欲しい。

と、ノベライズの内容。原作準拠ではあるけれども、まどか視点が大半のためバッサリ切られているシーンが見受けられるが、蛇足をカットしたということだと思うので読みやすい作りにはなっている。アニメの繰り返し視聴も良いけれど、月見さんのノベライズで復習するのも良いよね!