飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「JSが俺を取り合って大変なことになっています」感想

JSが俺を取り合って大変なことになっています (一迅社文庫)

JSが俺を取り合って大変なことになっています (一迅社文庫)


揺るぎないタイトル通りの作品でした。
なんというロリコンホイホイ!本当にありがとうございました。

2chが好きな降三世天命はクラスメートで今は友人の雪菜に想いを寄せる健全な男子高校生。小学五年生の妹・千世理とその友人にして雪菜の妹でもある蛍菜のパンツを見てドキリとしてしまうのは健全ゆえ。そんな日常を過ごす天命の元に、許嫁を名乗る美少女お嬢様・輝夜が現れる。妹たちと同じ小学五年生の許嫁が出現したことで戸惑う天命。それだけでは収まらず、輝夜に天命を取られまいと千世理と蛍菜まで「お嫁さんになる」と参戦。こうして天命を巡って三人のJSが取り合いになり大変な事態に。すっかりロリコン扱いされ雪菜と腐れ縁の波瀬瑠からは軽蔑される毎日。天命はこの修羅場をどうくぐり抜けることができるのか。

読んでいる最中、常に付きまとうこの背徳感は何なんでしょうね。でも止められず読んじゃう(笑)
三人の小学生たちがバランス良く天命を掻き回してくれてほんと楽しい。元気印の妹、大人しい眼鏡っ娘、世間知らずのお嬢様。突然のモテ期に対応できない天命が、終始この三人のペースに嵌っている。同級生の雪菜に憧れながら、流されてしまう性格ゆえに結局小学生が嫁でもいいんじゃないかと思い始めるところがだいぶ駄目です。最初は誤解だったけど、こりゃあ波瀬瑠さんに殴られる訳ですよ。
しかしこの話。考えてみると天命がロリコン道に堕ちたそもそもの原因は輝夜の変態メイドである深籠にあるような気がしてならない…というか絶対にそうだ。お巡りさん、この人です!

売れれば2巻が出るとのことなので売れて欲し…あ、いや、ぼ、僕はロリコンじゃないから2巻が出なくても大丈夫なんだからねっ!///