飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「リア充は爆発しろ、ガチで!」感想

リア充は爆発しろ、ガチで! (VA文庫 15)

リア充は爆発しろ、ガチで! (VA文庫 15)


VA文庫初の青春ラブコメもの。
流行だけに是非ともレーベルに一作は欲しいジャンル…でも中身はパロディとあるあるネタでした(笑)

「リア充は爆発しろ!」と叫ぶくらいにリア充に嫉妬している高校生・毛利隼人は街で自分と全く同じ台詞を言った同じ高校の少女に出会う。見た目は銀髪美少女とどう考えてもリア充だろ、と思う隼人であったが彼女…吉川弓那と話をしていく内に実に残念な存在であることを知る。そんな残念美少女の弓那は、同じ非リア充である隼人を巻き込んで「非リア充同士で同盟を組み、非リア充から脱出する」部活を作ることに。残念独身顧問の吉見英理と残念ブラコン美少女の小早川栞を加えた『薔薇組』は、憧れるのリア充になれるのか。

最初にも書いたのですが、この作品は物語でも残念美少女/美女でもなくパロネタとあるあるネタを何処まで楽しめるかにあると思います。
基本的に二次元関係は全方位でパロってるのだけれども、特に酷い(褒め言葉)のはラノベネタ。これがもう本当にマニアック。一般層にはそれほど名前が知れていないラノベのネタを使ってくるので「これ本当に読んでいる人に伝わるの?」と心配になってしまうほど。でもマニアックなだけに分かってしまうとニヤニヤしちゃう。悔しい!
それとツイッターあるあるネタは心が痛くなるので止めてください。ラノベ作家さんの鍵アカウントで呟いている内容の妄想が僕と完全に一致して笑った。
「どのラノベクラスタよりも、真っ先に読書メーターへ投稿するのが俺のジャスティス」は全力で同意せざるおえない。寧ろ生き甲斐。