飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「憧れのあの娘が突然迫ってくるんだが、どうしたらいい?」感想

憧れのあの娘が突然迫ってくるんだが、どうしたらいい? (一迅社文庫)

憧れのあの娘が突然迫ってくるんだが、どうしたらいい? (一迅社文庫)


Q:憧れのあの娘が突然迫ってくるんだが、どうしたらいい?
A:おいしく頂いて下さい。

主人公の川瀬春道は一目惚れした先輩・桐原真白が部長を務める『科学部』に身を置いていた。頭脳明晰・容姿端麗な真白は発明コンクールの入賞常連で『天才工学美少女』と呼ばれるちょっとした有名人。そんな彼女が発明したのは『女子力アップ美容薬』なる謎の液体。実験のため『女子力アップ美容薬』を春道の目の前で飲み干した真白であったが、それからというもの事あるごとに春道に迫るようになる。更には真白だけでなく、幼なじみの千花と春道を毛嫌いしている後輩の紅莉までもが迫ってくる。春道はエッチな行為に積極的な彼女たちにどう立ち向かうのか?

どう考えても「据え膳食わぬは男の恥」の場面なのに、彼女たちから必死になって逃れる春道はある意味凄い。こいつはヘタレではない。恐ろしいまでに理性をコントロールしているんだ!…まあここで襲い返してしまうと、成年向けノベルになってしまうよね。そうでした、ここはライトノベル界でした。帯の文句は『ラブコメ』になっているけど、結構キワドイ描写もあったので『エロコメ』の方がぴったり合う気がする。挿絵の入れ方は正直、素晴らしいと思います。