飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「EIGHTH 8」感想

EIGHTH(8) (ガンガンコミックスJOKER)

EIGHTH(8) (ガンガンコミックスJOKER)

  • 作者: 河内和泉
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: コミック
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〈あらすじ〉
バチカンに響く、ルカの死を予感させる発砲音…。「後から行く」と約束したはずなのに…。
動揺し、茫然自失となるセルシア。一方のナオヤは、科学アカデミーに呼ばれバチカンへやって来たアンジェラ博士と真理に付き添い、ルカを助けようと再度バチカンに入ろうとするが…。
果たして、ルカの安否は──…!? 
コメディ展開で人気の番外編も収録!!

今回でシリアス展開続きだったバチカン編が終わり、セルシアは己の力に正面から向き合うことになる。セルシアだけでなくナオヤにしても、みんなの気持ちを思いやり過ぎるあまり傷つける結果になっていたので、もっと自分に正直になってぶつかり合った方が良かったということ、か。こんなに感情的になるセルシアは初めて見て、驚き。ルカとりおへの想いを抱えてぶつかり合うナオヤとセルシアの間を取り持つように動くヒカルの株が個人的には急上昇。なんだかんだ言いながら想いに揺れる少年少女たちを支えてくれる所長の格好良さといったら。りおの「強さ」に心打たれる。
ルカの生存はもはや分かっていたことではあるが…あまりにあっさりと出てきたので吹いたぞこの野郎!
セルシアの怒りはごもっともで、もっと殴ってやっても言いのだが、サラッと飛び出した愛の告白にそりゃあみんな目が点になりますわ。ナオヤの警戒っぷりが良いね(笑)
最後の番外編は和んだわあ。シリアス展開も一段落したのでここらでまったりした日常編をやって欲しい、かも。