「フロムエース1 可愛すぎるクラスメイトとバイトするんだけど、何か質問ある?」感想

フロムエース1 可愛すぎるクラスメイトとバイトするんだけど、何か質問ある? (富士見ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
「――アニメショップの店員になりなさい」
高校三年生の春。庫川武詞は、可愛すぎるクラスメイト・天賀佐希に弱みを握られてしまったことで、彼女が働いている人手不足のアニメショップのアルバイトに狩り出されてしまう。
ただ、そこは特撮好きロリっ娘、激烈アニソンマニア、妄想腐女子など、他にも可愛いけれど一癖も二癖もある店員たちに囲まれた異常な職場だった。
しかも、成年コミックを女の子の前で仕分けするとか、これどんな拷問!?　
えーと、タイトルは『バイトの先輩のエッチなお仕置き♪』――ごくり。
……なんて、そんなの実際あるわけないだろぉぉぉ!!

ライトノベル担当の美少女アニメショップ店員が出てくると聞いて飛んできましたっ！
口絵のキャラクター紹介。そこで繰り広げられるラノベパロネタに笑っちまったよチクショウめ！(笑)

常識知らずのトレジャーハンターである両親に育てられた武詞は、何も起こらない日常を好みラノベを愛する身体能力の高い少年に成長。しかしクラスメイトで、学校一の美少女である佐希に弱みを握られたことから、アニメショップで働くことを強いられる。

内容の方は、アニメショップでのバイトにまつわる、あるあるネタをメインに物語を展開していく。美少女アニメショップたちに囲まれて満更でもない武詞は、とある愛するラノベを売るために奮闘する。

しかし愛だけでモノは売れない。
自信満々大好きな作品のためにコーナーを展開した武詞が味わう挫折。そこから這い上がり、諦めることなく売る努力を不眠不休で始める武詞は、ラノベを愛するモノの鏡だ。その努力と結果をしっかり評価してくれる人たちもいる。こんなに武詞にとって素晴らしい職場はない。

担当ラノベレーベルを持ち、やれることが広がった武詞は次にどんな仕掛けをしてくるのか…しかしこいつ、器用ってレベルじゃねえーぞ！