飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「デート・ア・ライブ9 七罪チェンジ」感想

デート・ア・ライブ9  七罪チェンジ (富士見ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
「シドー! おなかがすいたぞ、シドー!」、「だーりーん! だーりーん!」、「みんなちょっとおちつきなさい!」第7の精霊、七罪が化けた相手を探す勝負を見事制した士道だが、天使の力によって十香たちを子供の姿に変えられてしまう。
「七罪……一体、なんでこんな……」
 世界から存在を無視されたことで、コンプレックスを肥大化させ、偽りの姿に変身し、本当の姿を隠す精霊、七罪。
「教えてやるよ――女の子は天使なんて使わなくたって、『変身』できるんだってことをさ」自分を否定し続ける精霊の魅力を引き出すため、デートして、デレさせろ!?

さて前回の続き…七罪解決編なる下巻です。七罪の力=嫌がらせによって、チビっ子になってしまったヒロインズ。まあもともと幼い子もいましたが…チビっこい彼女たちもまた可愛い。が、これだけの数のヒロインがドカドカ出てくると、もう誰が誰だかパッと分からなくなるのが。とはいえ、精霊である彼女たちを蔑ろにすることはできないので、誰かを間引くなんて酷いことを出来る訳もなく。

七罪の本性が明らかになるにつれ「なにこの痛々しい残念な子は…」と思うように。いや、これまでの精霊も同じように癖のある子ばっかりでしたが。今までの士道が全面に出て「デートする」手法ではなく、みんなが一丸となって七罪を「攻略」しようとする姿が何ともお熱い。でも最後にはやはり士道推しですね。心滾る男だな、こいつは。折紙は結局、復讐を取ってしまうのかな…そうなるとこれまで積み重ねてきたものが何だったのか分からなくなるので、まあ元通りになるのだろうけど。