「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」感想
〈あらすじ〉
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
毎週録画したアニメを観るのが億劫になってきているのは、やはり歳のせいですかね。あっ、性格ですか。気になるアニメを一気に視聴できるバンダイチャンネル様には大変お世話になっております。
と、言う訳で今回観たのがこのアルペジオです。原作は未読。『艦隊これくしょん』秋のイベント海域で随分遊んだので、だいたいのキャラクターとOP曲は知ってました。あのOPこ
カッコイイですよねっ!あれを聞いていると思わずペンギンコラみたいに「うるさい!」って叫びたくなります。霧の艦隊たち喋りすぎィ!
霧の艦隊たちの印象が強いせいで、「主人公なんていたんだ…」状態の僕。そりゃあそいですよね。突如現れ人類を海を奪った超常なる力を持つ『霧の艦隊』。打つ手のない人類。しかし一隻の『霧の艦隊』…潜水艦『イ401』は、有望な士官候補生である千早群像を艦長に据えると、何故か『霧の艦隊』に敵対する。たった一隻の潜水艦が、人類の希望になり得るのか?
うん、概要はみんな知ってるよね(適当)。さっさと内容に移ろうか。
全話を通して戦闘、戦闘、また戦闘。その戦いの最中、人格と身体を持つメンタルモデルの『霧の艦隊』たちは、「心の対話」というもうひとつの戦いを繰り広げる。なので展開が常に動き続けるため、とにかく飽きない。群像と401が次々『霧の艦隊』を撃破して、そのメンタルモデルたちに心を芽生えさせる過程を見ていると、何か別のゲームなんじゃないかと思うが(笑)
特にタカオ、ハルナ、キリシマの三人(この数え方であってるのか…?)の変化は面白かったなあ。ちょろインのタカオはバかわいい感じで良かったし、ハルナとキリシマ…特にキリシマは別の意味で可愛い感じになっててグッジョブと言いたい。401の無感情の顔でペタペタ張って動く仕草キュートすぎるだろ。その反面、人間側の描き方は尺の関係もあって疎かになっていたけど。401クルーが何故クルーになったのか…その辺りは原作を読めば分かるのかな。