飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「EIGHTH 13」感想

EIGHTH(13) (ガンガンコミックスJOKER)

〈あらすじ〉
OCIの追っ手から逃れて、エイス研究所の子供部屋に居候する事になったリエラ。ナオヤと接する中で初めての安らぎを覚え、子供部屋の仲間と楽しく過ごすリエラだったが、それもつかの間、雇用主からの新たな依頼でエイスを後にする。そして、本部へ戻ったリエラを待っていた、残酷な任務とは──…!?

12巻終盤からのヴァレリヤ株の上昇が留まることを知らない。ルカとセルシアというカップリング(?)が出来上がっている今、ヒカルではヴァレリヤさんのヒロイン力の前に抗えず、このままだと対抗できるのは真理さんだけでは?…というこの状況。ナオヤに引っ付いて甘えてる時のヴァレリヤが可愛くて仕方が無い。

ナオヤの部屋に逃げ込んだヴァレリヤ。ナオヤと一緒に暮らし、心の拠り所はここだと感じ始めたヴァレリヤの元に届いた非情な依頼。これまでと変わらない「過去」を取るか、これから変わっていく「未来」を取るのか、揺れるヴァレリヤの想いが一冊を通して語られる。登場当初はこんなキャラクターに成長するとは思わなかったし、こんなに心に突き刺さるヒロインになるとも思っていなかったので、ヴァレリヤの変化に戸惑いつつも喜び、守りたいと感じたのはナオヤだけではないと思う。

帯に「最終章へ」と書いてあると、本当にこのままヴェレリヤがヒロインで終わりそうなのだが…まあ今回真理さんも出てこなかったし、他ヒロインが押し返すのはこれからですよこれから!