飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「パパのいうことを聞きなさい! 17」感想

パパのいうことを聞きなさい! 17 (スーパーダッシュ文庫)

〈あらすじ〉
「たかなしひな、しょうがくいちねんせいです!」両親の事故が起こった時三歳だった小鳥遊ひなは、今や元気な小学生になった。いくつもの事件を乗り越えた彼女は姉の空や美羽、保護者である祐太やサーシャの自慢だ。ところがパパ代わりの祐太は、卒業が近いのに就職が決まらず焦る日々を送っていた。祐太はバイトと就職活動に忙殺される。そんな祐太たちを温かく見守る小学校教師となった織田莱香はひとつの決意を固めつつあった。それは彼女にとっては当然の結末。だけど、これまでの時間すべてを賭けた決断だった……。人気アットホームラブコメ、激動と感動の第17幕!

これまでこの作品を読んできたからこそ感じる小鳥遊家に歴史。成長した彼女たちの姿を見ると胸に来るものがある。

そして歴史を感じているからこそ、「ようやく……ようやくここまで来たのか……!」という気持ちにもなれるのかと。空、萊夏に告げた祐太の選択。もうここまでくると、どっちも良い子なの分かってるから。それ以上にまあ良くこの長い時間、鈍感な祐太を想い続けられたなあ、の気持ちの方が大きくなるよ。

次が最終巻。
小鳥遊家の物語はどのように完結するのか楽しみ。