飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール2」感想

後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール2 (ダッシュエックス文庫)

〈あらすじ〉
大白日帝国の都に再び球音が響く…あの後宮野球ラノべが帰ってきた!帝王暗殺を胸に秘め、後宮に潜り込んだ゛香燻゛(♂)。そこは絶世の美少女たちが、野球で帝王の寵愛を争う熱狂の楽園だった。昨シーズンの活躍で上﨟に昇格した香燻・蒔羅・蜜芍。しかし、謎の新人゛阿丹゛が現れたり、皇帝が蜜芍に手を出したり…今日も後宮は大乱闘?!報復死球と鉄拳制裁と移籍報道が飛びかう、愛と欲望の第二試合、プレイボール!

「打ち切り」の話題を目にしたのですが、続きが出てくれて良かった良かった。これも各所投票企画でラノベ読みたちが声をあげた結果なのかなあ。何にしても続きが読めて嬉しいです。

上臈に昇格した香燻たち三人の躍進(?)を描いていく。そういえば最近、ニュースのスポーツコーナーで野球の試合のダイジェストを良く見るようになったのですが、良いポイントを取り上げてるから見てて面白いね。あとこの話、これ以上広がらないのですが。

蜜芍が皇帝に見初められたことから、はっきりと殺意を認識する香燻の動機付けは良かったな。香燻の嫉妬・独占欲はドロドロしてて好きだわ。それとお風呂シーンを始めとする女たちの艶かしい描写が本当に男心に響いてドキドキするのよ。新鏡の君の情熱・向上心にも胸が熱くなってくるし、この物語は続いていって欲しい。