飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「東京戦厄高校第72討伐班 2」感想

東京戦厄高校第72討伐班 2 (ダッシュエックス文庫)

〈あらすじ〉
レベル1stの災厄討伐許可を得たチーム「トリニティ」の3人は、戦厄高校で毎年夏に行われる校外実習に参加することに。「星降島の洗礼」と呼ばれるそれは5つの課題をクリアし、その点数を生徒どうしで競い合うというもの。リゾート地で行われる合宿に浮かれ気味の生徒たちだったが、その実体はとてつもなくハードな地獄の訓練だった!
遠炎のユーリ、弱破の乃愛が生徒会の実力者として立ちはだかる! 迅引として急成長する廻人にライバル登場!? 月佳とアリスに恋の嵐が到来!? そして合宿に秘められた生徒会の狙いとは!?
絶好調のトライアングル・学園バトルファンタジー、第2巻!

夏だ!海だ!水着だ!
……ええ、夏ですね。灼熱地獄の中、お仕事をする時期になりました。熱中症にならないように水分をこまめに補給しているのですが、虚弱体質ゆえ、今度は水の飲み過ぎで腹痛を起こす悪循環を起こす、そんな季節。水着?なんですかそれは?(錯乱)

それはともかく感想です。
戦厄高校一年生の郊外授業は過酷。各課題に対してチームで挑み、廻人たち『トリニティ』は苦難に立ち向かうことでさらに絆を深めていくお話。「迅引」=廻人のいるチームのため「おちこぼれ」「役立たず」のレッテルを貼られているのは相変わらずだけど、今回はそんなレッテルを引き剥がすかのような活躍が序盤から見られる。食料買い出しに「迅引」は便利っすなー。(目のハイライトなし)……『トリニティ』の三人がいかに優秀であるか、それを見抜けない同級生たちが寧ろ哀れだなあ。

到達すべき高みに向かって必死に戦いはするけれど、大切なチームの絆や仲間を傷つけてまで目指そうとはしない。廻人の価値基準はハッキリしていて好き。それに月佳やアリスは惹かれるのだし、今回、一部の人たちの心も引き込んでる。周囲に認められつつ、自分たちのスタイルを貫いて戦って欲しい。