飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「妹さえいればいい。6」感想

妹さえいればいい。 6 (ガガガ文庫)

〈あらすじ〉
告白ひとつで人間関係が一変してしまうほど、彼ら彼女らは子供ではない。けれども、心は確実に変化する。心の変化は物語に新たな潮流を作り出し、登場人物たちを否応なく巻き込んでいく。それとは関係なく、アニメ化という荒波もまた伊月を容赦なく押し流す。さらにはGF文庫にも、新しい作家たちが登場する。新展開、新人、新しい仕事、新しい日常。それはそうとぷりけつは相変わらず千年に一人のケツを持つ少女を追い求めていた。そんな彼にも大きな変化が……!?同じようで変わりゆく、青春ラブコメ群像劇第6弾!!

面白い作品は一気に読んでしまうね。楽しくて楽しくて仕方がないよ。表紙の那由多メッチャかわいいし。巻数を増やすたびに那由多がヒロインになっていって好きになる。

告白、告白、そして告白の回。ある意味想像通りの「答え」が続いた。期待しているのは「答え」を伝えた後の伊月たちの関係……青春って良いっすなー。ドロドロはしなかったのでこう、読んでる方も楽しい気持ちでいられるわ。

今回、メディアミックスに対しての伊月と那由多の格差に闇を見たような気がします。春斗の経験が伊月に活かされる……なにそのガーリッシュうにゃうにゃ。もうひとつ、新人作家たちの個性も輝いております。確かに笠松青葉が那由多と会話したらどんな反応をするのか見てみたい。

最後の告白。そこまで言うか。言わせるか、平坂さんなら。これは面白くなってきたけど……それだけに千尋爆弾が炸裂した時が恐ろしくてたまらんです。