飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 1」感想

機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 1 (角川コミックス・エース)

〈あらすじ〉
宇宙世紀0089年 グリプス戦役、そしてハマーン戦争が終結し地球圏は平和を取り戻したかに見えたが…。サイド2の“オリンポスコロニー”に暮らす高校生の少年マシロ・オークスは、父トニオによって「物事に全力で取り組む事」を固く禁じられていた。マシロはその戒めを破り、才能を見せつけるかのようなゲームプレイ動画をアングラのネットワークに公開してしまう。それが危険を呼び込むとも知らず…。そしてエゥーゴの新鋭艦ユーロンが現れた夜、一条の光がオリンポスの外壁を貫いた。

ツイッターのタイムラインにRTされてきて、反射的に購入を決定しました。久しぶりにガンダム系の外伝作品読んだけど面白い作品は面白いよねえ。(当たり前)

舞台はグリプス戦役から続いた第一次ネオ・ジオン抗争終結から半年後。サイド2のコロニーで暮らす少年マシロは研究者の父から「本気を出してはいけない」という不可思議な厳命を課せられていた。しかしゲームで本気を出し、それをネットに投稿したことをキッカケに、マシロを狙う者たちが次々コロニーにやってくる。果たしてマシロの正体とは? そして新たなガンダムとは一体何なのか? 謎多きガンダムサーガ開幕!

機巧少女は傷つかない」の海冬レイジが脚本を務める今作。パプテマス・シロッコの怨念だったり、ハマーン・カーンそっくりさんが登場したりと死人が前へ前へと出てくるガンダムシリーズとなっています。まあ後者はフル・フロンタルみたいな強化人間の一種なのかな。

現状、分からないことだらけ。マシロはシロッコにまつわる存在らしいけど、え、あのシロッコさんですか? カミーユ先生の心を連れて行っただけでは物足りなかったんですかね。マシロの中にシロッコの魂(=心)がありそうな感じだ。ヒロインらしい女の子もマシロとまだ会話らしい会話なしだし。「ジ・Oガンダムになる」って帯も謎ではあったが、なるほど、そういうシステムなんですか。これはあれだ、親父、早く息子に話してやれよ……(死亡フラグ)