飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?5 鋼の墓所」感想

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?5 鋼の墓所 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイ。切除器官を取り込み、他を圧倒する幻獣族の英雄ラースイーエによる世界輪廻の再現をギリギリで阻止。だが、彼らを待ち受けていたのはウルザ連邦への瞬間転移、そして正史にも存在しない第六の種族・機鋼種との遭遇だった。新たなる事態に直面したカイたちが、再びラースイーエの企みを止めるべく休む間もなく作戦を開始。そんな彼らに接触してきたのは、悪魔族の次席ハインマリル。幻獣族の暴走を止めるべく他種族が集結していくなか、少年の知る正史とはまた別の、世界の真実が迫っていた。

やったー! ハインマリルが仲間に以下略。
ファンタジーバトルからカイの異種族ハーレムものに変わりつつあるような気がする「なぜ僕」です。三人娘がキャイキャイとラノベ主人公・カイを取り合う様に1巻の緊張感溢れる空気感どこいった? と言わざるおえないが、それはともかく相変わらず安定感のある楽しさでした。

更に冥帝が復活し、鏡光と組んでラースイーエに挑む激アツな展開に。人間サイドの勢力がどんどん増しているにも関わらず「機鋼種」の上位種は英雄級よりも強いという。敵の強さのインフレ大事。

全ての謎はシドに収束していく感じで、あと気になったのはジャンヌとカイについている預言神はちょっと俗っぽい感情を抱いているようで全面的に信用していいのか分からん。シド勢の中でテレジアさんだけ合流してないけど、キャラ多いから忘れられる前に絡んできた方が良いぞ。