飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「同棲から始まるオタク彼女の作りかた」感想

同棲から始まるオタク彼女の作りかた (ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
彼女にするなら絶対にオタクの女の子がいい。さらに黒髪ロングの清楚系で、美少女系コンテンツが好きなら最高だ!なのになぜ!「あんたが言ったんだからね!?私を、オタク男子の理想のオタク女子にしてやる、って…!」俺の好みとは真逆の隠れオタクリア充ギャルの二科心と同棲することになってんだ!?「男性向け同人誌って、色々しっかり描かれてるんだ…」俺の同人誌を部屋に持ち帰るな!「早速写真撮ってくんない?」コスプレ、パンツ見えそうだぞ…。「これでウケ悪かったら恨むからね!」オタク男子はみんな童貞を殺す服が好きなんだよ!オタクとギャルの同棲協定ラブコメ!

「キミラノ」の試し読みを文字通り試すだけのつもりが以下略やめてー!もうこの戦略で僕のクレジットカードのライフはゼロよー!

はい。僕も応援させて頂いた「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!」通称「オタリア」の作者ということで読んだけど、安定感以上に懐かしさを覚えたのは僕だけでしょうか?

今回はヒロインが一般人ではなく、隠れオタクのギャル系美少女ということで、オタク男子の主人公と共にオタクの彼氏・彼女を作る同盟を組むラブコメです。なんやかんやで同棲という名の同居をすることになる二人で、読めば読むほど「いや……お前ら息合ってるし、普通に付き合えば良いんじゃね?」と思うのだけど、付き合うとエンディング迎えちゃうのでそれは無しです。ただこの二人の夫婦漫才(死語)はテンポがあってて読んでて楽しくなる。

ちゃんと山とオチがあって二人の絆も深まっていく。ギャル系美少女が清楚系に擬態する度にドキドキしてる主人公くんの姿が地味に一番好きです。