飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「五等分の花嫁 全巻」感想

五等分の花嫁(14) (週刊少年マガジンコミックス)

〈あらすじ〉
貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!! 全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!? 毎日がお祭り騒ぎ! 中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!

年末年始にちょいと暇だったので漫画でも読もうかと思い、アニメ全話配信もしていたので1〜13巻まで一気に読み、そして最終巻を読み終えたので簡単に感想をば。

好きな属性は年上と双子なのだけど、本作は贅沢な五つ子というね。まあ内容の説明は省きますが、この作品、1巻1巻発売日ごとに読んだのと最終巻まで一息で読んだ時との印象が異なるんじゃないかなあ、と思ったり。そう思うのは、まあ一部論争にもなった「風太郎が選んだヒロイン」に僕は意外ではあったけど、十分納得できたから。納得できない理由は、このヒロインたちと接していた時間が僕なんかよりずっと長かったからだろうな、と。

あ、ちなみに僕は序盤は三玖、中盤デレてからのニ乃が好き。人気投票も同じような感じ立ったので妙な安堵感があった。(笑)

んで話を戻すと、これだけ魅力的なヒロインたちが揃うとどうあってもファンの争いが生まれる訳で。そういう争いが起こることが分かっていても、しっかりと「主人公が誰かを選ぶ」ルートを見せてくれたのは誠実だと思う。「誰も選ばない」あるいは「誰をも選ぶ」結末もあっておかしくないだけに。この終わりに導くためのストーリーの導線もキチンと描かれているのにも圧倒されました。もう良くできたラブコメ風太郎が選ばなかったヒロインたちがその後どうなるかもメッチャ気になる!