飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「公女殿下の家庭教師4 氷炎の姫君と夏休みに王国を救います」感想

公女殿下の家庭教師4 氷炎の姫君と夏休みに王国を救います (ファンタジア文庫)

〈あらすじ〉
王立学校の前期試験で成績上位となったティナたち。そんな彼女たちがおねだりした試験のご褒美は、アレンの夏期休暇の帰省に同行すること。そこに、第一王女付きの護衛官へと栄転したリディヤも加わり、いざ、大樹がそびえ立つ東都へ!ティナ一行は、アレンの実家にお泊まりしながら、浴衣でお祭り、水着で湖にと夏休みを思いっきり大満喫!しかしその陰で、オルグレン公爵家の監視下で軟禁状態だったジェラルドに謀反の動きがあり!?―「すぐに解決して帰ってきます。僕は約束を破ったことはないですから」無自覚規格外な教師が世界を救う魔法革命ファンタジー!

アレンとリディヤがイチャイチャしてるだけで割りかし楽しめているのだけど、一味物足りないなあ、と感じていていたけれど。今回の後半はアレンたちに危機迫る展開で満足度高かった。

夏休みに入り大好きなアレンの実家で過ごせることとなった前半は女の子たちとキャッキャウフフして、更にはアレンの両親初登場とコミカルな面が強かった(特にリディヤの猫被り)のだが、一転して後半は陰謀渦巻くお話へ。そうだね、この作品に不足していたのは「強敵」と「陰謀」だと思う。

まさに表紙の炎と氷の姫様たちが大活躍。アレンとリディヤのコンビに割って入るティナさんとは。熱いなあ、もっともっと強大な敵が出てきてアレンたちを脅かして欲しいわあ(不穏)