飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「聖剣学院の魔剣使い5」感想

聖剣学院の魔剣使い5 (MF文庫J)

〈あらすじ〉
「よくもあたしを殺してくれたわね、レオ♪」波乱に満ちた聖灯祭の余韻も残る中、レオニスの前に現れたのは、倒したはずの“竜王”ヴェイラだった。暴虐の竜王に脅され、しかたなく都市を案内するレオニス。「大変、レオ君が誘拐されたわ!」こっそり二人を追うリーセリアだが、なぜかプールでヴェイラと勝負をすることに。そんな平和(?)な時間も束の間、第十八小隊に与えられる“巣”の殲滅任務。その目的地である“死都”では、魔王軍大参謀ゼーマインが、恐るべき“不死者の魔王”を復活させる陰謀を企てていた―!

自我を取り戻した竜王ヴェイラさん参戦です。レオは美少女化したヴェイラとデート(?)することになり、そんな二人にヤキモチを焼くリーセリアというコミカルな前半から一転、終盤は陰謀渦巻く謎が飛び出しバトルもあったりと流石のバランスでした。

昔のレオを知る人、の登場でリーセリアにレオの正体について問われることになったラストの引きは良かった。正直、レオの秘密を守り続けて、周囲の人間が知らないでいるのにフラストレーション感じ始めてました。そろそろ自分が魔王であることを語って欲しい頃合い。そして真なる仲間(眷属?)を増やしていって欲しい。