飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。2」感想

うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。2 (HJ文庫)

うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。2 (HJ文庫)


「才能があるかどうかなど、死ぬその直前まで分からんッ!」

私が勝手にHJ文庫の看板作品になると思っている『うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。』略して『うちねこ。』
うん。勝手に思うのは自由だよね!
熱くなると説教が始まる天才タケトさんは今回も健在。凡人天才相手に説教かまします。
剣の道を諦めた宗吉と、彼に憧れて剣道を始め才能を開花させた桜花の関係は、正直タケトとミコよりも主人公とヒロインらしいような気も。
タケトの膝の上に乗り告白っぽいことを言って真っ赤になるミコ会長の可愛らしさに悶え、完全朴念仁のタケトがそれに対して無反応すぎて張り倒したくなるレベル。もうひとりのヒロインである幼馴染みの朱音はミコに押されてしまって影薄い。
タケトに説教をかまされ、反則技で勝ちを獲られた天才剣士の葵はこの巻だけのキャラではなく、タケトに惚れ込んで裏生徒会入り。美少年剣士かと思いきや実は女の子であったという良くあるこの展開が私は好きです。
次の巻からミコと朱音を葵が掻き回してくれそうだ。