飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

「ラグナロク:Re 4.悪辣たる異端」感想

ラグナロク:Re 4.悪辣たる異端 (オーバーラップ文庫)

〈あらすじ〉
「“変異"したあたしたちを、人々は“闇の種族"と呼んだんだよ」
カイル、アーネストとともに“闇の種族"が集結する王都ソフィアへと帰還した我が相棒のもとにシュタール、そしてアングルボザが現れた。そして老婆は語る。 “闇の種族"の目的は、王都の地下に眠る航宙船に乗り、生まれ故郷――地球へ帰ること。 “闇の種族"の起源は、ただの地球の人間であることを――。 だが、それが事実であろうとなかろうと関係ない。私はラグナロク。リロイが握りしめる剣であり、“闇の種族"を滅ぼすための兵器、なのだから。 時代を超えて再構築された、バトルファンジーの金字塔。第4幕。

( °д°)

(  д) ゚ ゚

いやマジであらすじを読んだ瞬間、上の顔文字みたいになりそうだった。スニーカー文庫版の「ラグナロク」を愛読してきた身としては、あまりの情報に五度見くらいしたわい。しかもこの情報が出るの、この巻のほぼ終盤だし。もうどうなってるの(疲労)

「闇の種族」の目的が分かる本巻。これまでの読んできた旧版「ラグナロク」の情報も吹っ飛ぶ事実が判明、「闇の種族」は地球人が変異した姿だという……。これは元々考えていた設定なのか、再構築した際の新たな設定なのか。だいぶまろやかな性格になった(ように思える)キルシェとオルディエのコンビの方でもキルシェが過去の文明の時代の実験体であることが分かって、どんだけ情報詰め込んでくるんだよ、と。

あらすじに「隠すようなことでもない」的なことを書いてあったけど、旧版組としてはもっと大事に情報公開して欲しかった感じも。まあ永遠に分からないままよりは良いか(笑)