飼い犬にかまれ続けて

勝手気ままにライトノベルの感想を書いています。

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「ボーイ・ミーツ・ハート!? 彼女のフラグは難攻不落!?」感想

ボーイ・ミーツ・ハート!?彼女のフラグは難攻不落!?? (GA文庫)

ボーイ・ミーツ・ハート!?彼女のフラグは難攻不落!?? (GA文庫)


「どんな巨大なPSYだろうとそれを使うのは人間の心だ。最初から心が折れている君に、負ける気がしないよ」

超能力者たちが暮らす街を舞台にした異能バトルもの、という文句に恥じない良い中二病。
音を操る主人公・征司の「他人の心臓の音」を聴く趣味と心音への愛でのっけから飛ばしてキャラを立てている。日常で行われるありふれたゲームを、超能力を使って対決する『PSYゲーム』は能力の読み合いで、征司がどう相手の能力を看破し攻略するのかをドキドキしながら読んだ。
PSYゲームだけでなく学園生活での日常で、再会した幼馴染み・狭霧と征司の漫才のような掛け合いも良く、狭霧にボロクソに言われる征司が面白い。恋愛面はハーレムではなく狭霧一本のせいか、従姉で先輩のとばりはPSYゲームの説明役のようなポジションだったし、クラスメートの澄香はたまに出てくるだけで大人しいもの。
全体を通して面白い作品だったけど、もっと騒がしい展開にしても良かったかなとも思うが、征司の能力を考えるとそれは難しいのかな。